どんな行動をするのか

カウンセリングを受ける男性

振り返りが必要

躁うつ病において、躁状態のときは、どんな言語でも今すぐペラペラと話すことができるなど、不合理で根拠のないことを確信して発言することが多いです。ほかにも、プロからオファーがきていて億単位の契約を申し込んできているなど、ここまでくると、行動制限や場合によっては、強制的な入院も治療の選択の一つになります。しかし、周囲や医師がそれをすすめようとすると、反発することが多いです。自分にとって大切な気持ちや夢、希望などを阻まれて、邪魔をされたと感じて攻撃してくるので、家族や本当に大切な人との関係さえも失いがちです。そして、躁状態から回復し、普段の自分に戻った時、いたたまれなくなって、居場所を失っていくケースは少なくありません。こうした症状によって、仕事や人間関係に差支えが生じていて、入院が必要なほどの重度な躁状態を抱えている場合、双極性障害と診断されます。一方で、ほかの人が見ても元気すぎる状態が4日以上続くものの、仕事や家庭生活、人間関係には支障をきたしていない程度であれば、それは、軽躁状態と判断可能です。軽躁状態であれば、自身にあふれ、やる気に満ちていますが、社会的に大きな問題を起こす心配はないので、早期に対処すれば問題ありません。病気のことを正しく知り、医学的な治療を適切に受けることは、とても大切です。双極性障害とは、気分が高ぶった躁状態と気分が落ち込むうつ状態が交互に起こる病気です。これらの状態が治まると、症状が安定するので、病気ではない人と変わりなく見えます。血液検査など、一般的な検査をおこなっても異常は見つかりません。躁状態のときは、自分は元気だから問題ないと考えて、医療機関を受診しないことがほとんどです。また、うつ状態のときの症状だけでは、双極性障害の場合、通常のうつ病との区別がつきません。双極性障害と単極性のうつ病では、治療目標も服用する薬も異なります。そのため、正しい診断が行われることが、適切な治療への第一歩です。たとえば、うつ状態に陥る前に、寝なくても平気で頑張れる時があったりすることはないかを振り返ってみます。加えて、良いアイディアや画期的な考えが次々に湧いてくることはなかったかも考えてみます。ほかにも、人前に自信を持って臨むことができ、むしろそれに楽しさを感じているなど、周囲の人とともに振り返りながら、躁状態が隠れていないか見つけ出すことが大切です。その中で、普通では考えられないことやイライラや怒りっぽさがあったなど、主治医に伝えることが、正しい治療につながっていきます。